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ホテルオークラ東京
ホテルオークラ東京
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-4


チャリティーイベント “アートは世界のこどもを救う”

第14回 「秘蔵の名品」 アートコレクション展


― 本展はチャリティーイベントとして開催いたします ―


会期: 2008 8/8(金)〜8/30(土) 展覧会は終了しました。
開館時間:10:00〜18:00/金曜日 10:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)
※但し、8月8日金:初日は 12:00〜20:00/8月30日土:最終日は 10:00〜17:00
会場:ホテルオークラ東京 アスコットホール別館地下2階


〜パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋〜

 日仏交流150周年を記念し、フランスと日本をテーマに「パリのエスプリ・京の雅・江戸の粋」と題して企画された本展では、フランス印象派を代表する画家クロード・モネの油彩8点を含むフランス絵画とともに、モネがこよなく愛し制作の少なからぬヒントにした浮世絵ほか、日本の絵画を併せてご紹介いたします。


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クロード・モネ《カミーユ夫人》

クロード・モネ (1840〜1926)
《カミーユ夫人》 1876-77年制作

鳥が歌うように 私は絵を描く もし私が盲のままに生まれ ふいに目が見える様になったら!
目に映るものが 何であるかを 知ることもなく 絵が描きだせるだろうに 光の影に戯れ移ろう色した 風景にみとれることがかなわなくなった 今も 私には見える一面の暗い 世界のなかに あざやかに浮かぶ 色彩のみは 海を目の前にして あるいは海の上で 私は死にたい そして死んだら 浮標のなかに 埋められたい  
「クロード・モネ」


光と色彩の画家 クロード・モネ Claude Monet (1840〜1926)
1840年パリに生まれる。少年の頃から絵画に巧みで16歳の時、風景画家ウジェーヌ・ブーダンと出会ったことが、後の『光の画家」モネの生涯の方向を決定づけたと言われる。ブーダンはキャンパスを戸外に持ち出し、陽光の下で海や空の風景を描いていた画家でした。1870年、普仏戦争を避けてロンドンへ赴くが、ここでイギリス風景画家ターナーを研究した。1876年の第2回印象派展には日本の衣装を着けた妻カミーユをモデルにした「ラ・ジャポネーズ」を出品している。 これは、風景画家モネによる人物画の大作として注目される。なお、カミーユは1879年、32歳の若さで死去している。 1883年、43歳でパリ西80Kmの郊外ジヴェルニーに移り住みます、モネがその半生を過し「睡蓮」など多くの名作を生み出した舞台がジヴェルニーなのです。理想の庭園を造り、美食を楽しみ、そして数多くの名作の創作活動を続け、86歳で生涯を閉じるまでこの地を愛しました。

印象派の時代、パリでは、万国博覧会が開かれ、新しい物好きのパリっ子や流行に敏感な芸術家たちの間では、ジャポニズムと呼ばれる日本ブームが起きていました。モネは浮世絵を蒐集して自邸に飾っており、特に葛飾北斎や歌川広重の浮世絵はモネの作品の構図や色彩にも影響を与えました。このようにヨーロッパの人たちを魅了した浮世絵に加え、近世京都で活躍した伊藤若冲、竹内栖鳳らの雅で華やかな作品から、江戸の粋を合わせもつ酒井抱一、鏑木清方などの作品を一堂に展示し、日本美術の変遷を辿り、受け継がれてきた美意識についても思い馳せていただきます。

第一のコーナー(会場 Ascot Hall T・U)
【パリのエスプリ】―印象派絵画 クロード・モネを中心として―
第二のコーナー(会場 Ascot Hall U)
【京の雅・江戸の粋】―伊藤若冲・酒井抱一・葛飾北斎ら日本画の変遷を辿る―
第三のコーナー(会場 Ascot Hall V)
【日本版画】―葛飾北斎・歌川広重 代表的浮世絵版画―
以上のコーナーで、クロード・モネを中心とするフランス印象派絵画と彼らに影響を与えた日本絵画あわせて100余点の秀作を一堂に展覧いたします。
恵まれないこどもたちへのチャリティーを目的としている本展覧会で、初公開作品含む貴重な作品の数々をこころゆくまでご鑑賞ください。
本展監修 日本画:金原 宏行(常葉学園大学教授・豊橋市美術博物館館長)
       西洋画:井出 洋一郎(東京純心女子大学教授・美術評論家)

併催イベント 会期中開催
※ギャラリートーク
 毎週月・火曜日 いずれも15:00〜16:00{無料} 学芸員によるギャラリートークを開催。
アートコレクション展の見どころを、作品を鑑賞しながら解説します。
※夏休み宿題応援デー {小学生対象}(協力:東京純心女子大学学芸員課程)
親と子のためのギャラリートーク 8/13・20・27・28日 いずれも15:00〜15:30(無料)
親と子のための特別ギャラリートークを開催。
※ワークショップ
8/14・21日 いずれも14:00〜16:00{有料 500円}
水に絵の具を浮かべて紙に写し取るマーブリング。
あなたの《睡蓮》をマープリングで表してみませんか。
※特別イブニングコンサート(協力:NHK交響楽団)
8/15・22・29日 いずれも18:00〜18:30{無料}
別館ロビーにてロビーコンサートを開催。
※ホテルオークラ東京館内ツアー
8/15・22・29日 いずれも15:00〜16:00{有料 500円}
日本美術の粋を集めたホテルオークラ東京の意匠をご案内いたします。


竹内栖鳳《虎》
竹内栖鳳《虎》

竹内栖鳳 (1864〜1942)
《虎》 1928年制作 宮内庁三の丸尚蔵館蔵


近代日本画の先駆者・日本画家 竹内栖鳳 (1864〜1942)
1864年、京都に生まれる。1877年に四条派の土田英林に絵を習い始め、23歳の時(1887年)に結婚、これを機に絵師として独立。1889年京都府画学校では、若手画家の先鋭として名をあげる、また36歳の時(1900年)ヨーロッパ旅行をし、ターナー、コローなどから強い影響を受ける。 49歳の時(1913年)帝室技芸員に推挙され、帝国美術院会員、1937年第一回文化勲章を受賞する。 画風は円山四条派を基礎として、狩野派や西洋の写実画法を意欲的に取り入れ、その筆法には悠然たる迫力を備え、近代を代表する日本画の巨匠である。 画塾「竹杖会」を主宰し、子弟には、上村松園や西山翠嶂、、西村五雲、橋本関雪、土田麦僊、小野竹喬、池田遙邨ら名だたる俊英を多数輩出している。終戦前の1942年に78歳で死去した。


お問合せ:ホテルオークラ東京 プロモーション統括課 ダイヤルイン 03-3224-7688/代表03-3582-0111
公式サイト:http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/
主催:企業文化交流委員会
後援:フランス大使館、読売新聞東京本社、NHK
協賛:株式会社ホテルオークラ東京、ホテルオークラ共栄会
協力:日本赤十字社、NHK厚生文化事業団、財団法人山種美術財団、財団法人大倉文化財団・大倉集古館、
泉屋博古館 分館、株式会社山元、日本通運株式会社

参考資料:「第14回 秘蔵の名品 アートコレクション展」Press Release他


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